買取に必要なものってなに?準備するアイテムを解説!
ギフトなどの商品券を現金化するために業者利用する際、必要書類の提出はあるのでしょうか。
今回は、取引の際に希望者が用意しなくてはいけない必要なものについて、詳しく解説します。
取引の際に必要なものって何?
同じ現金調達法として、消費者金融や銀行の融資などは、収入証明証などの提示、会社への在籍確認を要求するケースがあります。
それは、お金を貸したあとに返済を定期的に行なってくれる返済能力があるのか、そのための安定した収入があるのかということを証明してもらうためです。
では、買取業者を利用する際、そのような書類をいくつか提出しなくてはいけないのでしょうか。
結論からいうとその必要はありません。買取業者を利用する際に必要なものは、次の2点です。
・身分証明書
・振込用の口座情報
買取による現金化は、お金の借入ではないので、収入証明証などの提示は不要です。
自分の身分が証明できるものだけあれば、特に必要書類を準備する手間はいりません。
「業者の利用っていろんな書類の準備とか必要みたいだから」という思い込みで、業者利用を躊躇している人もいるかもしれません。そのような心配は不要です。
なぜ身分証明証の提示が必須なのか
業者の利用は必要書類が多そうと思い込んでいるのと逆のパターンで、「ただものを売るだけだから、他のサービス利用と違って何も提出しなくてもいいだろう」と思っている人もいるかもしれません。
しかし、買取業者を利用する際は、身分証明証の提示が必須なのです。その理由を次より説明しましょう。
法律で決まっているため
物を買取専門店に売却してお金を得る際、身分証明証を提示しなければいけない理由は、古物営業法という法律によって定められているからです。
古物営業法第15条には、以下のような記載があります。
一. 相手方の住所、氏名、職業及び年齢を確認すること。
二. 相手方からその住所、氏名、職業及び年齢が記載された文書(その者の署名のあるものに限る。)の交付を受けること。
上記の「文書」が氏名・住所・年齢などを証明する身分証明証です。
身分の証明およびそれを証明する証明証の提示は法律で決まっているため、それを行わないと買取は成立しません。
不正の防止
身分証明証の提示は、利用者の不正行為を予防するためです。利用者の中には、高級ブランド品の偽物・欠陥部分を隠した商品・盗品などを、買取に出して儲けようとする悪質な人もいます。
買取をした商品が、偽物・盗品であった場合、買取業者はその商品をめぐって警察や裁判沙汰に巻き込まれることがあります。その際に、偽物・当品を売りつけた利用者の個人情報がわかっていれば、その利用者の行方を簡単に探せて、被害拡大を防げるでしょう。
この場合、利用者の情報がわからなかったばあ、身分証明証の提示をしていない・顧客情報を管理していない業者となります。その結果、最悪、営業停止の処分が下される可能性もあるでしょう。
利用者の不正防止のためにも、身分証明証の提示は必須なのです。
身分証明証として認められているもの
買取業者の利用で提示する身分証明証は、以下のものが認められています。
・運転免許証
・健康保険証
・パスポート
・住民票(発行から3カ月以内のもの)
・住民基本台帳カード
・障がい者手帳
・外国人登録証
・在留カード
・特別永住者証明書
・船員保険証
・戸籍謄本
・後期高齢者医療保険証
・マイナンバーカード
・学生証
基本的に、氏名・住所・年齢が証明されているものであれば問題なく、顔写真は必須ではありません。そして、以下の証明証には注意事項があります。
・住民票・戸籍標本
発行から3ヶ月以内のもの
・マイナンバーカード
公的な手続き以外でコピーをするのは禁止されているので、お店によっては使えない場合もある
・学生証
氏名や住所などが記載されていないものは、対象外になる可能性がある
そして、社員証や名刺、お店の会員カードなどは、証明証として認められていないため、注意が必要です。
「身分証明証の提示は不要」とうたう業者は注意
業者の中には身分証明証は不要、手続きに時間はかかりません!」と大々的にうたっているところもありますが、そのような業者は注意が必要です。
先述した通り、売買を商業的に行なうためには、利用者の身分証明証の提示・顧客情報の管理は、古物営業法によって決められています。
それでいながら身分証明証は不要とアピールしている買取業者は、明らかに違反行為をしている業者です。
中には、身分証明証を見せないなら手間がかからなくて便利と、そのような業者の利用を考えている人もいるかもしれません。
しかし、そんな業者は、各種手数料と称して余計な請求をしてくるなど、利用者にとって不利益な行為をしてくる可能性が高いです。
身分証明証の提示は不要としている業者は、利用しないようにしましょう。
まとめ
業者を利用する場合、他の分野のように必要書類を何枚も用意することはなく、身分証明証・振り込み用の口座情報ぐらいで大丈夫です。
身分証明証の提示がないと買取は行なえないため、面倒くさがらずにしっかりと用意しておく必要があります。
身分証明書の提示はなくてもよいとしているところは、違法業者なので利用しないように気をつけましょう。